JR東 1台4役の多機能ロッカーの導入を開始、3年で1000台目標

JR東日本スマートロジスティクスと東日本旅客鉄道(JR東日本)は、予約・預入・受取・発送の4機能をもつ多機能ロッカー「マルチエキューブ」を開発し、2023年10月31日より設置を開始する。2023年10月16日に発表した。最初の導入は東京駅で、新宿駅、大宮駅と続き、首都圏駅構内に年内に9駅約10台、年度内には90駅約100台を設置。今後3年間で約1000台を導入する計画だ。

11月上旬頃から、グループの通販サイトJRE MALLの「ネットでエキナカ」で購入した「のもの」商品を、マルチエキーブで受け取れるサービスを開始する。宅配物や他ECサイトの商品の受け取りは、機能実装に向けた開発中だが、駅を拠点にした荷物の受取・発送を可能にし、「物流2024年問題」におけるラストワンマイル配送の課題解決にも貢献していく考えだ。決済は交通系ICカード、QRコード、クレジットカードで行い、特に交通系ICカード利用の利便性を高めている。

JR東日本スマートロジスティクスは、駅ロッカーの多機能化と駅の物流拠点化を推進するため、JR東日本クロスステーションの子会社である東京ステーション・サービスのロッカー事業およびJR東日本環境アクセスのロッカー事業を統合し、2023年7月に設立された企業。

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