最終発表会を開催 奈良市、大和ハウス工業株式会社、事業構想大のプロジェクト研究

奈良市と大和ハウス工業、事業構想大学院大学は、「奈良市みらい価値共創プロジェクト研究」の最終報告会を、2024年2月16日に実施した。奈良市みらい価値共創プロジェクト研究(月刊事業構想2024年3月号参照)は、奈良市の経済活性化および地域課題を解決する事業構想人材の育成から、持続可能な社会を目指す研究会で、2023年6月に始動したものだ。

最終発表会では、まず奈良副市長の真銅正宣氏と、大和ハウス工業 常務執行役員の石﨑順子氏が挨拶し、研究を担当した事業構想大学院大学教授の河村昌美氏・樫野孝人氏がオリエンテーションを実施した。

その後、プロジェクト研究から生まれた20の事業構想を研究員がプレゼンテーションした。一例として、株式会社誠勝の寳德 真大氏は、「デジタルアーカイブの利活用で司書・学芸員の輝く奈良へ」というテーマで、デジタルアーカイブの利活用を起点に司書や学芸員の方の仕事を創造の構想を発表。また奈良交通株式会社の杉本重人氏は、「農家の後継者社員の農地を活用した地域農業の再生プロジェクト」をテーマに奈良県内の農地を活用した事業構想を発表した。

今回のプロジェクト研究は大阪・関西万博開催までの3年間にわたって実施するプロジェクトで、第2期を来年度開講予定である。

大和ハウス工業株式会社 常務執行役員 石﨑順子氏

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