「未来のウェルネス」がテーマ 万博へ出展する中小企業・スタートアップを募集
大阪商工会議所は2023年2月24日から5月31日まで、2025年に開催される大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン内に設けられる「展示・出展ゾーン」において、プロダクトやサービスの披露を希望する中小企業やスタートアップの募集を開始した。メインテーマは、「ウェルネスを実現するテクノロジーと空間」で、健康課題を解決するためのセンシング・テクノロジーや、得られたデータを解析するアルゴリズム、個別化されたヘルスケアサービスのUX等を、オフィスをはじめとする空間へ実装することを目指すプロジェクトのエントリーを求めている。
同テーマでの大阪商工会議所の出展期間は、会期全26週間のうちの2週間で、1週間ごとにサブテーマとして「カラダの健康と美容を実現するオフィス」「ココロとアタマの健康を目指したオフィス」を設定し、展示を入れ替える。具体的な健康課題としては、「カラダ健康との美容を実現するオフィス」では身体機能低下、フェムケア、栄養・体調管理、疾病検知・管理、機能障害、美容・アンチエイジングなど、「ココロとアタマの健康を目指したオフィス」では精神的安定、不快感軽減、機能障害、認知機能・集中力低下などを想定している。展示・出展ゾーン内には、オフィスとその周辺空間を再現し、出勤から、集中して行う業務、ランチ、休憩(トイレや仮眠等)、ミーティング、終業後の活動(レクリエーションや遠隔診療を含む)等の一日の流れを追体験できる展示を目指す。
また、大阪商工会議所では、単に万博への出展機会を提供するのみならず、万博への出展をドライバーとして、ウェルネス領域における中小企業・スタートアップのビジネスを加速させるためのサポートも行う。会期前の2023年度から、出展希望者とヘルスケア関連企業などとの交流会の開催や、国内トップクラスの審査員からプロダクト/サービスや事業の考え方に対するフィードバックを得ることができるピッチ審査、ブーストセミナー&メンタリング、展示予定のプロダクト/サービスのβ版を一般公開する「β版博(仮称)」の実施などを予定している。