ユーグレナ 都内ガソリンスタンドで次世代バイオ燃料を販売
ユーグレナは2023年2月27日、東京都内2カ所のガソリンスタンドで、次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」の一般販売を行うと発表した。東京都と締結した「バイオ燃料導入促進事業に係る協定」に基づくもの。約1カ月間にわたり販売し、バイオ燃料の生活者への認知向上と普及を目指す。
サステオはユーグレナが製造・販売する次世代バイオディーゼル燃料で、使用済み食用油や微細藻類ユーグレナから抽出した油など、食料との競合や森林破壊といった問題を起こさない持続可能性に優れたバイオマス原料から製造されている。分子構造が石油由来の燃料と同等で、既存の内燃機関に負荷をかけること無く使用できる。
サステオの供給先は、バスなどの車両、船舶、飛行機と陸・海・空の全領域で拡大しており、供給実績は累計70件を超える。ただ、生活者がバイオ燃料を使用する機会はまだ少なく、東京都の連携により一般販売を行い、認知向上を目指す。丸紅エネルギー系列の「東瑞江サービスステーション」とライフ白銅が運営する「セルフかつしか6号店」で、3月6日から3月下旬まで販売する。
サステオを販売する「セルフかつしか6号店」