環境省 エコツーリズム大賞発表 自然観光資源の保護・管理を評価

環境省は2023年2月21日、「第18回エコツーリズム大賞」の受賞団体を発表した。大賞には北海道弟子屈町でエコツーリズムを展開するてしかがえこまち推進協議会および一般社団法人摩周湖観光協会を選定した。このほか優秀賞4件、特別賞2件、パートナーシップ賞1件を選定した。

てしかがえこまち推進協議会は、町民主体のまちづくり協議会として設立された。2016年にエコツーリズム推進全体構想を策定し、国の認定を取得。2020年に改訂を行い、硫黄山(アトサヌプリ)の噴気孔を特定自然観光資源に指定した。認定ガイド制度の仕組みを整備し、ツアーの開発・販売も行っている。選考委員からは、特定自然観光資源の指定を行い、人数制限とガイド認定制度の連携の仕組みを整備するなど、資源の活用と管理が先進的として高く評価された。 

優秀賞には、認定特定非営利活動法人エバ―ラスティング・ネイチャーの「小笠原海洋センター」におけるエコツーリズムや、一般社団法人Switch Switch等による福井県若狭町における自然ツアー、埼玉県狭山丘陵でナショナル・トラスト活動を行うトトロのふるさと基金、沖縄県にてダイビング・シュノーケルを主体とした海のエコツアー事業を実施するナチュラルブルーの4件が選定された。

エコツーリズム大賞は、エコツーリズムに取り組む事業者、団体、自治体などを対象に、優れた取組を表彰し、広く紹介することで、全国のエコツーリズムに関する活動の質的・量的向上及び情報交換等による関係者の連帯感の醸成を図ることを目的とした制度。環境省と一般社団法人日本エコツーリズム協会の共催により実施している。

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てしかがえこまち推進協議会ホームページ