AGC 諏訪地域でガラスの資源循環共創プロジェクトを開始
AGCは、長野県諏訪市の「SUWAガラスの里」内のガラス溶解炉を活用した地域協創プロジェクトの第1弾イベントを2023年8月10日に開催する。「Glass Sustainable FES 2023 in SUWA」と名付けたもので、ラボツアーやガラス溶解のデモンストレーションなどを実施する予定だ。
AGCは、ガラスの資源循環の実現を目指し、2023年4月に「SUWAガラスの里」内に諏訪ガラスオープンラボを開設した。このオープンラボでは、地域から出るガラス廃棄物を溶かし、新たなガラスを作り出す実証実験が可能。また来場者がガラスリサイクルの課題など資源循環について学べる場を提供している。また、同ラボでは諏訪市の地元企業と協創しながら、様々なガラスを使った実証実験を進めている。
ガラスは砂を主原料にしているが、食器からソーラーパネルまで、役目を終えて廃棄物となるものも多い。地域から出るあらゆるガラス廃棄物を、諏訪地域の地場のガラス素材としてよみがえらせ、愛着を持って使い続けたくなるガラスにリサイクルすることを目指す。SUWAガラスの里は、世界中のガラス製品を集めたガラスショップや、現代ガラス作家の作品を展示する美術館も併設する観光スポット。