エプソン販売とぐるなび、新広告サービス「ミセメディア」を発表
2025年1月15日、エプソン販売株式会社と株式会社ぐるなびが、飲食店を活用した新しい広告メディア「ミセメディア」の発表会を実施した。このサービスは、飲食店の空間を広告メディアとして活用し、企業や地方自治体の魅力を顧客に直接伝えることを目的としたメディアとなっている。
発表会では、ぐるなび専務執行役員の齊藤美保氏が、「飲食店は非日常的な体験や人と人をつなぐコミュニケーションの場として重要な存在である」と強調。リアルな飲食店の場を生かし、新たな価値を提供するこのプロジェクトへの期待を述べた。
また、エプソン販売取締役 豊田誠氏は、「エプソンのプロジェクター技術を活用し、飲食店空間での視覚的体験を進化させることで、飲食店、企業、自治体の課題解決を支援したい」と語った。
会場ではデモンストレーションも実施され、大型スクリーンに映し出される映像が注目を集めた。映像には提供メニューや企業PR動画が映し出され、来店者が視覚を通じてその魅力を感じられる仕組みとなっている。また、実際にメニューを注文したり、企業のストーリーを体験したりすることで、五感に訴える新しいプロモーションが可能であるとされた。
実証実験では、視認率68%、視聴時間5分以上の顧客が65.6%という高い成果を記録。さらに、顧客からリアルタイムでフィードバックを得ることができ、商品の改良やプロモーションの精度向上にも役立つという。
「ミセメディア」は、飲食店という特別な空間で、企業や自治体の魅力を顧客に伝える全く新しいコミュニケーション手段として期待されている。エプソン販売とぐるなびは、このサービスを通じて地方創生や企業の販促支援を進めるとともに、飲食店が持つ潜在的な価値を引き出し、日本の飲食文化のさらなる発展を目指している。