OYASAI 屋内型水耕栽培シェアファームを全国展開、デッドスペースを収益源に

水耕栽培ソリューションを展開するOYASAI(福岡市中央区)は2026年5月20日、オフィスビルや商業施設のデッドスペースに設置する「屋内型水耕栽培シェアファームパッケージ『OYASAI FARM』」の全国販売を開始したと発表した。福岡市のスタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next(FGN)」での実証稼働が想定以上の反響を呼んだことを受け、全国の法人・行政・個人への提供拡大に踏み切る。

同サービスは、土を使わない水耕栽培ユニットを屋内空間に設置し、栽培区画を「オーナー畑」として個人や企業に月額で貸し出す新しいビジネスモデル。リモートワークの定着に伴うオフィスの余剰スペースや商業施設の空きテナントなど、都市部における「空間の遊休化」を、家賃以外の継続的なサブスクリプション収益源へと転換する。同時にSDGsの推進や、人が集まるコミュニティの創出も実現する空間活用ソリューションと位置づける。

最大の特徴は導入の手軽さにある。水回りや配管・内装工事は不要で、屋根のある屋内空間と家庭用コンセントがあれば、ユニットを設置するだけで即日農園が完成する。短期のポップアップ利用にも対応可能で、運用面はOYASAIスタッフがサポートする。屋内での「地産地消(店産店消)」によりフードマイレージ削減やウェルビーイング向上にも寄与し、ESG経営の可視化にもつながるとしている。

導入想定先は、オフィスビル・コワーキングスペース、商業施設・空きテナント、マンションの共有部、高齢者施設・病院など多岐にわたる。土壌菌の心配がなく、かがまずに作業できる設計のため、衛生管理の厳しい施設でも活用可能だという。