東工大系VCのみらい創造機構 客員起業家制度の人材公募を開始
東京工業大学関連VCのみらい創造機構は2023年2月17日、客員起業家(EIR)制度の人材公募を開始したと発表した。起業家候補をみらい創造機構で一時的に雇用し、EIRとして安定的な給与を支給されながら東京工業大学の技術シーズの探索や事業の創案、ブラッシュアップと起業に向けた準備を行う。
EIR制度とは、起業準備を行う者や、新規事業の開発等に関する知見を有する者等を、企業やVCが一定期間以上雇用・委託等を行うことを通じて、新規事業の開発や新たな協業の創出に取り組む、米国発のオープンイノベーションの仕組み。経済産業省は2022年度EIR活用に係る実証事業をスタートし、みらい創造機構も実証事業者に採択されている。
みらい創造機構は実証期間にEIRの受け入れ体制の構築設計・立ち上げを行う。すでにEIRとして1名が参画しているが、さらなる拡大に向けて人材公募を行う。日本の大学発ベンチャーではCEO候補の不足が課題になっており、みらい創造機構は実証事業を通じて日本の大学関連VCにおけるEIRの活用スキームを検証する。
募集要項はみらい創造機構ホームページから閲覧できる。
みらい創造機構ホームページ