JERAとGPI 石狩湾の洋上風力発電所の商業運転を開始
JERAとグリーンパワーインベストメント(GPI、月刊事業構想2023年7月号参照)は、国内最大規模の商用洋上風力発電所「石狩湾新港洋上風力発電所」における商業運転を2024年1月1日に開始した。特別目的会社(SPC)の合同会社グリーンパワー石狩を通じて保有している発電所で、単機出力8000kWのSiemens Gamesa Renewable Energy製風力発電機を採用している。
全部で14基の風車を設置し、総出力は11万2000kWとなる。鹿島建設が陸上工事を、清水建設と日鉄エンジニアリングの共同事業体が洋上工事を担当した。発電した電力は、18万kWhの蓄電池容量を持つプロジェクト変電所経由で北海道電力ネットワークの西札幌変電所から同社へ全量供給する。売電期間は20年で、JERAとGPIは事業を安定的に運営し、石狩市、小樽市などと地域振興に取り組む予定だ。
■事業構想大学院大学出版部 編集/ライター経験者を募集■
事業構想大学院大学出版部では、編集/ライター経験者を募集しています。応募に関する詳細はこちら