岩谷技研 アサヒグループジャパンなどから4億円を資金調達

宇宙開発スタートアップの岩谷技研(北海道札幌市、月刊事業構想2023年10月号参照)は2023年12月8日、VC・事業会社・投資家を引受先とする4億円の第三者割当増資を行ったと発表した。これにより、同社の資金調達額の累計は約20億円となった。また、岩谷技研は同日、引受先の1社であるアサヒグループジャパンが、岩谷技研が推進する「OPEN UNIVERSE PROJECT」に新たに参画し、共創パートナーの一員となったことを発表した。

岩谷技研は、気球での宇宙遊覧を商業運航する世界初の企業となることを目指しており、様々な企業・団体と新しい事業・サービス・活動を共創することで「宇宙の民主化」を実現するプロジェクト「OPEN UNIVERSE PROJECT」を展開している。アサヒグループジャパンとは、将来的に宇宙空間で楽しめる飲料や宇宙食を研究・開発することも視野に、同プロジェクトを通じて宇宙関連ビジネスに挑戦していく。

岩谷技研は2024年7月以降に宇宙遊覧フライトの提供開始を予定しており、2023年12月1日に、第一期搭乗者の5名を決定したと発表。今後は2024年2月中旬に、第一期搭乗者を対象にした合同オリエンテーションを実施し、同年7月以降、順次宇宙遊覧フライトの提供を行う。2025年以降のフライトに関しては、2024年中に応募を開始予定。

 

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