風力発電機メンテナンスロボのLEBO ROBOTICS、3億円を調達

風力発電機メンテナンスロボットの開発とロボットを活用したスマートメンテナンスサービスを提供するLEBO ROBOTICS(東京都杉並区)は2023年2月15日、三井住友海上キャピタルやKDDIなどを引受先とした第三者割当増資により3億円の資金調達を実施したと発表した。

LEBO ROBOTICSは、地上からの遠隔操作で、空中にある風力発電機ブレードに対して研磨・パテ塗布・塗装等の作業を行うロボットを開発。スキャナとカメラを搭載し、ブレード形状や状態を把握し、適切な作業を行うことが可能。現在のモデルは半自動だが、2024年の全自動モデルの投入を目指している。

風力発電機メンテナンスロボットが商用段階へ入ったことを背景に、さらなる開発の促進と、国内市場に加えて海外市場の開拓を目的に資金調達を実施した。高所でブレードメンテナンスを行うロボットは、グローバルで急拡大する風力発電機へ適切なメンテナンスを提供するために必要であり、特に風力発電機が大量に設置されている欧米では人手を補完する労働力としてのロボットが注目されている。

ニュース1_LEBO ROBOTICS

LEBO ROBOTICSの風力発電機メンテナンスロボット