Sansan、釜石市 名刺交換データ分析に関する実証実験を開始

Sansanのデータ統括組織「DSOC」は、岩手県釜石市と、同社の名刺交換ネットワークデータを分析・活用し、同市と他の市区町村間のビジネス上のつながりを可視化する「ビジネス関係人口」を分析する実証実験を開始した。2021年9月16日に発表した。

ビジネス関係人口とは、名刺アプリ「Eight」の名刺交換に関する統計的データを基に、ビジネス上の観点から「関係人口」に関する分析を行なったもの。Eight上で、ある市区町村の名刺を取り込んだことがあるユーザー数を集計し、当該市区町村の1人の労働者が、どのくらい多く名刺交換をしているかを可視化する。

釜石市は、市の行政戦略として「釜石市オープンシティ戦略」を2015年に策定し、2017年には「SDGs(持続可能な開発目標)」の視点も盛り込み、戦略実現に向けた取り組みを推進している。今回の実証実験を通して、同市の他市区町村とのビジネス上のつながりの強さや、名刺交換量の推移を数値データとして明らかにし、データを活用した行政の政策立案や決定に役立てることを目指す。

名刺交換