アフラック 遠隔医療通訳のメディフォンに出資

アフラック生命のコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)であるAflac Ventures Japan(AVJ)は2025年11月14日、AVJ2号投資事業有限責任組合を通じて、遠隔医療通訳と健康経営支援を手掛けるメディフォン(関連記事)に出資したと発表した。親会社のアフラック生命保険とメディフォンが業務提携契約を締結し、法人向け健康経営支援サービスの共同展開を進める。健康経営に関する多様な課題に対し新たなソリューションを共同で提案していくという。
メディフォンは2018年設立で、電話やビデオを通じた遠隔医療通訳サービス「mediPhone」を提供し、医療機関の外国人患者受入れ体制整備を包括的に支援している。また、健康経営・従業員の予防医療に貢献するクラウド健康管理システム「mediment(メディメント)」を展開し、企業・自治体への導入が進んでいる。

メディフォンでは、出資により獲得した資金を用いて、開発・営業組織を強化する。メディフォン代表取締役の澤田真弓氏は「資本強化・事業連携により、医療機関や自治体向けプロダクトメディフォンと、企業や団体向けのメディメントが、社会に浸透し、より多くの医療現場で役に立てるようにしたい」と述べた。

AVJの工藤杜人パートナーは「アフラック生命のCVCとして協業機会を創出し、出資を通じて支援できることを嬉しく思う。両社の協業が多くの企業の健康経営の推進と、日本社会の発展に貢献することを願っている」とコメントしている。