京都でイノベーションハブ「共創HUB京都」着工 2028年春開業
⼤阪ガス都市開発、京都信⽤⾦庫、⿓⾕⼤学の3 者で構成される「共創 HUB 京都コンソーシアム」は2025年11月14、JR京都駅至近の京都市立芸術大学隣接地にて、産学金連携・住居を備えたイノベーションハブ拠点「共創HUB京都(仮称)」が着工したと発表した。同事業は、京都市が京都市下京区下之町に保有する約4000㎡の土地を活用し、地上8階建てのイノベーションハブ拠点を整備する計画で、2028年春に開業を予定している。
「共創HUB京都(仮称)」の外観イメージ
共創HUB京都では、コンソーシアムの各者が有するリソースやネットワークを駆使し、社会課題解決に繋がる産業創出やコミュニティ形成、人材育成などを推進する。拠点内にはスタートアップ支援に特化した京都信用金庫の支店機能やシェアオフィス、多様な学生や社会人の交流を促す龍谷大学のサテライトキャンパス、交流型の学生寮や賃貸マンションなど様々な機能を備える。また、アートスペース事業者として「寺田倉庫」を誘致してアート関連事業を展開するほか、フランス料理とホスピタリティの国際的な教育機関である「ル・コルドン・ブルー・ジャパン」を招致予定となっている。
共創HUB京都は、JR京都駅から徒歩7分と至近の立地。また、計画地の位置する京都駅東部~東南部エリアは、2023年10月の京都市立芸術大学の移転を初めとして、今後も多種多様な文化・芸術拠点の計画が予定されており、コンソーシアムでは同拠点において文化・芸術の新たな発信に寄与する取組を進めていくとしている。