Intelligence Design、鳥獣の侵入検知ソリューション提供開始
Intelligence Design株式会社(渋谷区、以下「Intelligence Design」)は、AI画像解析技術を活用した「熊や鹿などの鳥獣侵入検知ソリューション」を開発・提供開始したことを11月13日に発表した。エッジAIカメラサービス「IDEA(イデア)」とIPカメラを連携させ、映像から熊や鹿などの野生動物をリアルタイムで自動検知する。市街地や住宅地への鳥獣の侵入に対し、早期の把握と関係者への迅速な通知によって、鳥獣による被害の未然防止に寄与することを狙う。
AI解析技術を搭載した「IDEA counter box」と、IPカメラを組み合わせて構築されたシステムで、カメラで撮影した映像をエッジコンピュータへ送信し、AIが熊・鹿などの動物を自動判別、対象を検知したタイミングで管理者へ通知する。熊や鹿をはじめとする野生動物の出没件数が急増し、市街地や住宅地での人身・農作物被害が社会問題となるなか、これらの被害を未然に防ぐためには早期の侵入検知と迅速な対応が不可欠であるが、従来の監視体制には、人手による通報への依存や、即時対応の困難性に課題があった。本ソリューションの検知対象は熊、鹿、猪、鳥で、ディープラーニングを用いた物体検出手法での解析と、エッジ型AI解析+ローカルカメラ映像連携により、夜間や低照度下でも検出が可能となっている。今後、赤外線カメラや光補正機能の活用により、さらなる検知精度の向上を目指す。
Intelligence Designは「AIを中心とした先端技術を社会実装する」ことをテーマに2018年5月に事業を開始した。 AI関連技術の社会実装に向けて、簡単かつリーズナブルにAI関連技術を使えるようにすることが、テクノロジーの発展にも寄与するとの考えから、「IDEA」シリーズを開発し、UDX(アーバンデジタルトランスフォーメーション)を推進している。
エッジAIカメラソリューション「IDEA」は、 AIプラットフォームであるIDEAの画像認識技術を利用した交通量調査自動化サービス。設置が簡単なエッジAIカメラを活用することにより、大掛かりな設置工事が不要となるため、通行量の調査業務の自動化を安価に実現することが可能となっている。