ファーメンステーションが2.3億円調達 事業開発・研究開発を強化

バイオものづくりスタートアップのファーメンステーション(東京都墨田区、月刊事業構想2023年7月号参照)は2024年1月30日、第三者割当増資により2.3億円の資金調達を実施したと発表した。今回の資金調達により、事業開発・研究開発をさらに強化し、国内外市場でのバイオ素材のリーディングカンパニーを目指す。

同社は今後、独自の発酵アップサイクル技術基盤を用いた未利用バイオマスのアップサイクル、化粧品・食品原料などに展開可能なバイオ素材の開発を加速させ、バイオものづくり市場における事業開発・研究開発を強化する方針。具体的には、研究開発投資の拡大、独自技術を梃子とした食品メーカー・化粧品メーカー等との共同研究開発の強化、事業成長に伴う製造力の強化、それらに伴う研究開発・事業開発をはじめとした人材採用を進めていく。

2009年設立のファーメンステーションは、「Fermenting a Renewable Society(発酵で楽しい社会を!)」をパーパスに、未利用資源を再生・循環させる社会の構築を目指している。独自の未利用バイオマス・微生物データベースと発酵アップサイクル技術を活用し、フードロス/ウェイストおよびその他未利用バイオマス由来のバイオ素材を開発・製造している。

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