シェアリングIoT農園のプランティオ 1.3億円を資金調達

プランティオ(月刊事業構想2020年9月号参照)は、総額1.3億円の資金調達を実施したことを、2022年3月22日に発表した。調達先は、ジェネシア・ベンチャーズ、大広、MS-Japan、iSGSインベストメントワークス、ほか既存株主らから。同社は都市部での農業を可能にする、農業をDX化した次世代型アグリテインメントプラットフォーム「grow」を展開している企業だ。

「grow」は、プランターを用いた一般の人の植物栽培をDX化するプラットフォーム。IoTセンサーとスマートフォンアプリを組み合わせ、都市部での小規模な野菜の栽培を指導する。これにより、農業の経験がない人でも、家庭のベランダやビルの屋上、マンションの室内などあらゆるところでの野菜栽培が可能になる。

今回の資金調達により、都市部での農的な活動がどれだけ環境に貢献しているのかを可視化する機能を強化する。既存の農業と比べ、どの程度二酸化炭素排出が削減できるかや、コンポスト活用による生ごみ量の低減効果、農園がビルの屋上に広がることでどれだけヒートアイランド現象の緩和に貢献できているのか、などを明らかにする機能をアップデートする。

さらに、東京・大手町エリアでの都内最大級のシェアリングIoT農園の設置、渋谷区における公園をシェアリングしたIoT農園の展開、多摩田園都市エリアでの生活者主体のシェアリングIoT農園の設置を計画するほか、年内には東京以外の主要都市にもシェアリング IoT農園を随時設置していく考えだ。

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