セコマ、茨城や埼玉へも進出 加盟店比率が2割程度と低い理由を赤尾社長に聞く

(※本記事は「食品新聞」に2024年12月1日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

セイコーマートの店舗
セイコーマートの店舗

日本のコンビニ業界に先駆けて1971年、北海道札幌市に1号店をオープンしたセイコーマート。製配販のサプライチェーンを構築し現在、セコマグループは原料生産・製造事業で12社、物流・サービス事業で10社、小売事業で5社の事業会社を束ねる。今後の方向性についてセコマの赤尾洋昭社長に聞く。

セコマグループ事業構成比は利益ベースで小売事業が半分を占め、残りの半分を製造・卸売などで分け合っている。売上は、小売を除く事業会社の販売先の8割がグループ向けになっている。

赤尾社長は2020年4月から現職。就任前より経営理念のアップデートを行った。

「『ここにあるおいしさを、お手ごろに』というタグラインを設定し、その中に当社のビジョンである『生活を支えるパートナーであり続ける』に会社の目標がすべて集約されていると考えている」と説明する。

2024年8月末現在、セイコーマートの店舗数は北海道1093店舗、茨城県89店舗、埼玉県9店舗の総計1191店舗。その約8割が子会社の運営店舗で占められる。このためセイコーマートでは、加盟店と利益を分け合うというビジネスモデルが主軸にはなっていない。

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