グリーンエース 規格外野菜をアップサイクルしたふりかけを前橋市などと共同開発

フードテックスタートアップのグリーンエース(山形県酒田市)は2026年2月26日、群馬県・前橋市・社会福祉法人ゆずりは会 菜の花と連携し、地域で発生した未利用野菜をアップサイクルした「アップサイクル緑の野菜のふりかけ」を共同開発したと発表した。同製品は2026年2月より、前橋市内の市立小中学校と公立保育所に通う約2万4000人の給食として提供が始まっている。

この取り組みの背景には、国内で年間200万トン以上の規格外野菜が廃棄されているという深刻なフードロス問題がある。この課題解決に向けて、独自技術を持つスタートアップと農福連携に取り組む地元生産者、行政の4者が連携し、地域資源を有効活用するプロジェクトを発足させた。

プロジェクト内の役割分担では、ゆずりは会 菜の花が障がいのある人々が生産工程に携わる中で発生するブロッコリー・キャベツ・ほうれん草の未利用部分(茎や外葉など)を選別・供給し、グリーンエースが色・香り・栄養を保ったまま粉末化して製品化する。群馬県はスタートアップと県内農業者とのマッチング支援を行うほか、農福連携の推進役を担い、前橋市は給食への導入を担当する。

開発されたふりかけは1包(2.5g)に生野菜換算で約50%相当の未利用野菜を凝縮しており、子どもたちが食べやすい味に仕上げられている。給食を通じて「地元の野菜」や「もったいない」について考える食育の場としても活用でき、フードロス削減・農福連携強化・食育の3つを同時に実現する先進的な取り組みとして、今後の展開が期待される。