Eco-Pork 養豚業界初のAI活用コミュニティを立ち上げ
養豚DXスタートアップのEco-Pork(東京都千代田区)は2026年4月16日、養豚業界で初となるAI活用推進コミュニティ「養豚AX実践ラボ」の立ち上げを発表した。すでにセミナーおよびコミュニティへの参加受付を開始している。
「養豚AX実践ラボ」は、養豚場の経営者や農場長クラスを中心に、AIを切り口として実践知を持ち寄り学び合う場として運営する。主な活動はZoomによるオンラインセミナーやSlackを通じた情報共有、事例のアーカイブ蓄積、ワークショップなど。参加費は当面無料で、将来的に有償化を予定している。4月28日には第1回セミナー「養豚AXの第一歩——今日から使えるAI活用入門」を開催し、ChatGPTなどのAIツールの概要や養豚現場での活用方法を紹介し、まずAI活用への心理的ハードルを下げることを狙う。
これまで日本の養豚業界には、獣医師や先進農場が持つノウハウや成功事例が個人の経験や農場内の慣習にとどまり、業界全体で共有・蓄積されにくいという構造的課題があった。経営管理ソフトの導入などDXが進む一方で、蓄積したデータの活用方法やAI導入の具体的な手順に関する情報ニーズが急速に高まっており、同社はこの課題を解決するため、同コミュニティを立ち上げた。
Eco-Porkは「次世代に食肉文化をつなぐ」を企業理念に掲げ、世界40兆円市場である養豚の、データによる持続可能化を目指している。養豚の全てをデータで可視化する養豚経営支援システム 「Porker」や豚頭数と体重を瞬時に計測するAIカメラ「ピッグデータステーション」を開発・販売しているが、同社は今後、製品・サービスの提供にとどまらず、業界全体のAI実装を後押ししていく構えだ。