クラダシが空き家再生事業に参入、Integrityと新会社設立

フードロス削減事業を手がけるクラダシ(東京都品川区)は2026年4月17日、同社の成長戦略の一環として、未活用資産による「住宅ロス」の削減に向けた空き家再生事業「Kuradashi Estate」を開始すると発表した。これに伴い、不動産投資・運用事業を展開するIntegrity(東京都新宿区)との共同出資による合弁会社「株式会社Nestia」を2026年4月22日に設立する。

Nestiaのビジネスモデル

クラダシは「善いビジネスで未来に実りを。」をミッションに掲げ、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を通じたフードロス削減を主力事業としてきた。2025年1月には再生可能エネルギー事業にも参入しており、今回の空き家再生事業への参入は、社会課題解決の対象領域を「食」から「住」へと拡張する新たな挑戦となる。

合弁会社のNestiaは、4つの事業を柱に据える。放置不動産を買い取り現代のニーズに合わせて再生・再販する売買事業、空き家を良質かつ安価な賃貸住宅として提供する賃貸管理事業、宿泊施設やカフェなどの地域拠点へ転用し法人顧客向けに展開する施設事業、そしてESG投資家からの資金調達により自己資本に頼らない成長モデルを構築する不動産ファンド事業だ。

クラダシ代表取締役社長CEOの河村晃平氏は、「深刻化する空き家問題に対し、単なるリフォームに留まらない『不動産リパーパス(再定義)』をすることで、放置された空間を、時を重ねるほどに味わいと価値が深まる経年優価へと昇華させていきたい。本プロジェクトは、社会課題の解決と経済的価値の創出を高い次元で両立させる、当社のインパクトビジネスにおける新たな挑戦」とコメントしている。