ディズニーがTHE SEVENと実写ドラマ共同開発、日本の制作会社と初の長期契約
ウォルト・ディズニー・ジャパン(東京都港区)とTBSホールディングス傘下の制作スタジオ・THE SEVEN(東京都港区)は2026年4月21日、実写ドラマシリーズの複数年にわたる共同開発契約を締結したと発表した。ディズニーが世界配信を前提に日本の制作スタジオと継続的な開発パートナーシップを結ぶのは、今回が初めてとなる。
(左より)THE SEVEN 代表取締役社長・CEO 瀬戸口克陽氏、THE SEVEN 取締役副社長・CCO 森井輝氏、ウォルト・ディズニー・ジャパン エグゼクティブ・ディレクター 成田岳氏
同契約では、日本を舞台に日本語で制作する実写ドラマシリーズを共同で企画・開発し、動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」を通じて世界に届けることを目的としている。THE SEVENが持つクリエイティブ力と制作実績に、ディズニーが100年超にわたり蓄積してきたストーリーテリングの知見を掛け合わせ、日本発の物語をグローバルIPへと育てる狙いだ。
両社は企画・開発の初期段階から製作決定まで一貫した協業体制を敷き、中長期的な視点でヒット作の創出を目指す。THE SEVENは各契約年度において、自社IPや出版物、独自の開発プロジェクトなど複数のコンテンツを提案。選定されたプロジェクトについては、双方のクリエイティブチームが脚本開発やシリーズの世界観構築に共同で取り組む。
THE SEVEN代表取締役社長・CEOの瀬戸口克陽氏は「日本から世界中を魅了する革新的コンテンツを生み出し続けるという覚悟を、より強固なものにするための重要な一手だ」とコメント。ディズニー側でAPACオリジナルコンテンツ・ストラテジーを統括するキャロル・チョイ氏も、日本のクリエイティブコミュニティとの連携深化に期待を寄せた。
THE SEVENは2022年にTBSホールディングスの出資により設立。Netflixとの戦略的パートナーシップや「今際の国のアリス」シーズン3の制作、米Legendary Entertainmentとの提携など、日本発コンテンツの海外展開を積極的に推進してきた。今回のディズニーとの契約締結により、同社のグローバルコンテンツ事業はさらなる拡大局面を迎えることになる。