リピーター集客のトイポ Siiibo証券を活用し社債を発行

アプリとLINEを活用した、店舗向けのリピーター集客サービス「toypo」の開発・運営企業であるトイポ(福岡市)は、少人数私募社債を発行した。Siiibo証券(月刊事業構想2022年12月号参照)から、オンラインでの私募により初めて社債を発行した。

トイポは、アプリを活用して既存顧客の管理やコミュニケーション、再来店を促す施策を実行するサービスを提供する企業。2022年に経済産業省による「J-Startup KYUSYU」に選定されるなど、行政からの育成支援を受けたり、ビジネスコンテストでの優勝などの実績があるが、これまでSiiibo証券で取り扱った企業の中では比較的アーリーステージにある。しかし、顧客基盤が拡大しMRR(Monthly Recurring Revenue; 月次経常収益)の成長が続いていることから、社債を発行することができたという。

Siiibo証券によると、トイポの事例は同社による福岡発スタートアップ企業の社債発行案件としては、クアンド(福岡県北九州市,月刊事業構想2023年2月号参照)に続く2社目となる。トイポが社債発行で調達した資金は、マーケティングや採用など更なる事業拡大に向けた投資に充てる。

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