ナビタイムジャパン 訪日外国人動態分析システムを全面リニューアル
ナビタイムジャパンは2023年1月12日、提供している訪日外国人動態分析システム「インバウンドプロファイラー」を全面リニューアルした。同サービスの分析で利用している日本国内のインバウンドGPSデータが、10月11日の水際対策の大幅な緩和以降急増しており、2022年11月30日時点で、2019年11月1日の約半数までサンプル数が回復したことが背景にある。
「インバウンドプロファイラー」は、訪日外国人向け経路検索・多言語観光案内アプリ「Japan Travel by NAVITIME」から利用者の同意を得て取得したインバウンドGPSデータと属性アンケートを元に、訪日外国人旅行客が集まっている場所や時間帯、季節別の傾向などを簡単に比較、分析が行えるよう可視化したWeb分析システム。2018年7月の提供開始以降、自由にデータを分析できるツールとして、地域における観光分析や、訪日外国人向けのマーケティング等で活用されてきた。
今回のリニューアルでは、データ更新頻度が3カ月に1回から毎月更新に変更され、月末に前月分までのデータが閲覧できるようになった。これにより、今後のインバウンド観光客の回復に合わせて、鮮度の高いデータ分析が可能となった。分析メニューについてもバージョンアップが行われ、どこにどんな人が訪れているかがわかるヒートマップはそのままに、日本国内での周遊行動がわかる周遊ルート分析メニューも追加。また、初めてでも直観的に利用できるようUIも一新し、集計条件の組み合わせにより属性のクロス集計も柔軟にできるようにしたことで、分析の自由度も向上させた。