マリス、九工大、マクニカ AI活用の視覚障害者向け歩行アシストで共創開始

福祉機器開発を行っているマリス creative design、九州工業大学(九工大)の和田親宗研究室、マクニカ(月刊事業構想2022年1月号参照)は、視覚障がい者のための歩行アシスト機器「seeker」において、AIを活用した危険検知の精度・性能向上のため連携し、実用化を加速する。2021年12月3日に発表した。

マリスは、危険なく視覚障害者が外に出歩けるよう、歩行アシスト機器「seeker」の製品化に取り組んでいる。開発に際しては九工大と連携し、画像認識を活用した、駅のホームや横断歩道、街中の段差などの危険検知に取り組んできた。今回、AI技術の実装を300件以上支援し、さまざまな社会課題の解決に伴走してきたマクニカのAI専門家組織 AI Research&Innovation Hubが参画し、「seeker」の社会実装を加速させる。

3者は、2024年3月の「seeker」実用化に向け、ユーザーに寄り添った最適な技術の調査・検証を2022年3月までに実施する。今後、取組において取得したデータを蓄積・活用し、障害者の方や高齢者が社会に溶け込めるような福祉支援をAIにより加速させ、ウェルビーイングの向上につとめていく考えだ。

視覚障害者向けブロック