「HADO」のmeleap 資金調達し上海にフラグシップ出店へ

meleap(東京都港区、月刊事業構想2018年7月号参照)は、中国QC Investment社、新規投資家としてニッセイ・キャピタル、新潟ベンチャーキャピタルを引受先とした第三者割当増資を実施。あわせて日本政策金融公庫から借り入れを行い、資金調達額は累計で31億円となったと2024年5月20日に発表した。

meleapは、「テクノスポーツで世界に夢と希望を与える」というビジョンのもと、ARスポーツ「HADO」を展開している企業。今回調達した資金は、新規AR競技・機能の開発、Live Entertainment事業のリーグ拡大、「HADO Arena上海店」の開設、優秀な人材の採用に充てる。

特に上海への進出については、まず同市に総面積2000平方メートルの世界最大のフラッグシップショップ「HADO Arena上海店」を6月にオープンする。5つのコートと客席数250席のグランドステージが設置されており、この競技場を拠点に中国での事業展開をさらに加速する。

また、HADOのバーチャルキャラクター対戦システムも開発する。フルトラッキングシステムを使い、プレーヤーの骨格の動きを正確かつ即時に捉えることで、バーチャルキャラクターによるAR対戦を実現した。これにより、AR空間上でのVTuber同士の対戦、またVTuberとリアルな人との対戦が可能になった。この仕組みを活用し、新しい配信やイベントのコンテンツを提供する計画だ。

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