東京海上日動 「レジリエント情報配信サービス」の提供を開始

東京海上日動火災保険は2023年7月28日、気象や地震の情報をリアルタイムに可視化する「レジリエント情報配信サービス」の提供を開始すると発表した。顧客の拠点や取引先企業などの拠点において自然災害による被災のリスクが高まった際にアラートを発信・通知し、早期避難・被災の最小化など防災・減災対策に貢献する。

東京海上日動は2021年に国立研究開発法人防災科学技術研究所との共同出資でI-レジリエンスを設立。多岐にわたる防災関連データを活用したサービス開発を進めており、今般サービス提供を開始した。

レジリエント情報配信サービスは、GISプラットフォーム上に気象情報や防災情報を取り込み、登録された全国の拠点毎の情報を地図上に可視化するサービス。各拠点における風水災や地震等に関する災害情報をリアルタイムに地図上で一覧表示することによるリスク情報の一元管理、災害による事故発生リスクが高まった際のリアルタイムアラート通知、平時からの自然災害リスクに関する情報把握に活用できる。1IDにつき500拠点まで登録が可能。 

将来的には、防災科研が保有する研究成果を活用した独自の気象データ等を配信していく方針。また、災害対応や防災対策の高度化に向けて、より実効性の高い防災情報を企業や自治体に届けるサービスの開発を進めていくという。

2307東京海上日動

レジリエント情報配信サービス(台風接近時)