NTT東日本と立教大など デイサービスでのAI活用を実証

NTT東日本と立教大学、社会福祉法人フロンティア、豊島区、豊島区社会福祉事業団の5者は2023年8月16日、デイサービス利用者に対してAIやICTを活用した生きがい創出をめざす共同実証を開始したと発表した。ロボット・VRを活用した新規レクリエーションの開発と効果検証を行う。

 

今回の実証では、デイサービス利用者に対するAIやICTを用いたレクリエーションの提供と、レクリエーション提供後のデイサービス利用者の映像、音声、表情推定データの収集分析を行う。実証期間は2023年8月から2024年3月末まで。NTT東日本は実証を通じ、介護福祉分野におけるAI技術の有効性を検証し、全国的な課題となっている高齢化に対する有益なソリューションを検討する。

 

コロナ禍以降、特別養護老人ホームでは外出や家族との面会が難しくなり、デイサービス利用者であっても同様に外出機会が減少している。楽しみや外的刺激の減少し老化が進む「負のスパイラル」の克服を目指して、NTT東日本など5者は産学官共同で2019年より介護AIプロジェクトを始動した。

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