資生堂ほか 中国人へ「日本の美」を発信するプラットフォームを開設

資生堂は2023年8月14日、航空、観光、ホテル、小売業界の8社のパートナー企業と共に、中国人生活者に向けて「日本の美」を発信するプラットフォーム「観美日本(グアンメイリーベン)」を開設したと発表した。参画企業は資生堂のほか、星野リゾート、全日本空輸、日本航空、大丸松坂屋百貨店、髙島屋、阪急阪神百貨店、松屋、三越伊勢丹で、日本政府観光局が後援する。

 

「観美日本」は、日本のあらゆるものの「美しさ」を発見できるプラットフォーム。全国津々浦々の知られざる「通」な場所、行ったことがあるのに知らなかった場所・モノ、日本ならではのサステナビリティなどを紹介する。日本に根付いてきた文化を五感で体験できるモノ・コトや、日本人ならではの視点や発想で生まれた流行のモノ・コトを中国人の興味関心が高い5つのカテゴリー「感、顔、食、景、物」別に発信していく。同プラットフォームは、中国において月間アクティブユーザーが約 13 億人のインスタントメッセンジャーアプリ「WeChat」内のコンテンツ、「WeChatミニプログラム」で運用する。

 

新型コロナの影響により、中国では長期にわたり海外旅行が制限され、中国人が日本の情報に触れる機会は減少し、日本の観光や商品等に対する興味関心は低下していた。行動制限が緩和された現在、中国人の海外旅行への意欲は大幅に上昇しており、今回、訪日旅行と体験型消費を促進することを目的に「観美日本」を開設した。業界を横断して企業・組織が連携し、インバウンド需要の再活性化および日本経済活性化への貢献を目指す。

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