野村不動産とスタイルポートが資本業務提携 住宅領域のDXを加速
野村不動産とスタイルポート(東京都渋谷区)は2023年10月4日、スタイルポートが実施した第三者割当増資の一部を野村不動産が引受けると共に、野村不動産の住宅事業領域における顧客体験のデジタル化に向けたシステム開発に関する業務提携を行うことで合意したと発表した。スタイルポートは、住宅事業領域のDXを加速する空間コミュニケーション・プラットフォームを展開する企業。
スタイルポートは「空間の選択に伴う後悔をゼロにする。」というビジョンを掲げ、空間コミュニケーション・プラットフォーム「ROOV(ルーブ)」を開発・提供。「ROOV」は未竣工の建物や、アクセスが不便な立地にある建物を、仮想空間上にデジタルツインとして再現でき、いつでも・どこでも・誰とでも空間イメージや図面などの物件検討時の情報共有ができる。これにより、マンションや戸建を展開する不動産デベロッパーや不動産事業者が抱えていた課題の解決に貢献している。
野村不動産はコロナ禍を機に、首都圏で展開する「プラウド」の全物件の情報をまとめて紹介する「プラウドオンラインサロン」を開始する等、住まい探しのデジタル化を推進しているが、その一環として2022年より「ROOV compass」を「プラウド」の全物件に導入。販売資料のデジタル化・クラウドプラットフォーム対応を行うと共に、VR内覧システム「ROOV walk」も多くの物件で導入している。両社は今回の提携を通じて、「ROOV」をさらに進化させ、両社の事業機会と価値創造の拡大を目指していく。
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