enechain シリーズBラウンドと長期借入で60億円を調達

エネルギー卸取引マーケットプレイスを運営するenechain (東京都港区、月刊事業構想2021年5月号参照) は2024年4月26日、シリーズBラウンドでの第三者割当増資と大手銀行四行からの追加の長期借入により、総額60億円の資金調達を実施したと発表した。

シリーズBラウンドでは、新規投資家としてはJPインベストメント、米Soros Capital Management等に加え、JERA、K4 Ventures、中国電力、中部電力ミライズ、北海道電力、大阪ガス、東京ガス、住友商事、三菱商事などが引き受けた。今回調達した資金を活用し、enechainはコアプロダクトのeSquareをはじめとする既存プロダクト群の利便性をさらに高めるための開発や機能追加に加え、AIやLLMといった最先端技術を組み込むことによるユーザー体験の向上にも挑戦していく。また、それらのプロダクトの認知度向上を目的としたマーケティングや、プロダクト開発を担うエンジニアなどの採用にも積極投資する。

enechainは、電力から燃料、環境価値まで、あらゆるエネルギーの価値を交換できる誰にも開かれたフェアなマーケットを通じて、日本の豊かな経済とサステナブルな社会を実現することをミッションに掲げている。主力の卸電力の取扱高は累計2兆円に迫り、エネルギーのヘッジマーケットとしては日本最大となっている。

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