スペースワン カイロス初号機、打上げ直後に飛行中断処置と発表

スペースワンは、2024年3月13日にスペースポート紀伊よりカイロスロケット初号機を打上げた。人工衛星の軌道投入を目指したミッションのステップ1、カイロスロケットの打ち上げ実施まで到達したが、1段ロケット分離・2段目に点火するステップ2の段階で飛行中断処置を実施した。現在、詳細な飛行データの確認を実施中だという。

スペースワンでは、今後原因を早急に究明して打上げを再開し、小型ロケットによる打上げサービスの実現を目指すという。同社は自社ロケットと打上げ場により、競争力のあるロケット打ち上げサービスの提供を目指して創業した企業だ(月刊事業構想2019年7月号参照)。和歌山県などの誘致を受け、串本町田原地区にロケットの射場「スペースポート紀伊」を整備。独自の小型ロケット・カイロスロケットを開発して、今回初めての打ち上げに挑戦していた。

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