アイデアが生まれる土壌を耕し 新規事業が生まれる組織をつくる
新規事業施策においてよく耳にするのが、「両利きの経営」という考え方だ。ご存知のように、得意分野を強化する一方で、新たな挑戦も行うというやつだ。
だが実際には、新規事業を創出しようとすればするほど、価値を生み出す力が損なわれる「負のスパイラル」に陥っていく企業も多いと、本書の著者は主張する。では、どうすればよいのだろうか。
例えば新規事業施策をトップダウンで進める場合、「これまでにない自由な発想を」という姿勢だけではうまくいかないと著者は言う。新規事業施策とは、自社の今後を担う若手人材が新たな事業や会社のあり方を模索していく場でもある。何のテーマもなく「自由に」との掛け声だけでは、あまりにも無責任だというのだ。
そこで著者が勧めるのは、既にある「理念」や「パーパス」といった観点に立ち返って考えること。好例として紹介されているのが、食べるスープ専門店「Soup Stock Tokyo」を展開するスマイルズだ。
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