スペースクリエーション企業への転換を目指し 新たな価値を提供

室内空間を彩るインテリア内装材をメインに取り扱い、空間創造に関するソリューション提案を行うサンゲツグループ。2024年1月に新たな企業理念「すべての人と共に、やすらぎと希望にみちた空間を創造する。」を発表。同3月には新たな価値創造拠点「PARCs」を開設した。

近藤 康正 （サンゲツ 代表取締役 社長執行役員）

強固な事業基盤を礎とした、
大きなターニングポイント

住宅、オフィス、商業施設など、あらゆる室内空間を彩る壁装材、床材、ファブリック（カーテン・椅子生地）等を取り扱い、空間創造のソリューション提案を行うサンゲツグループ。壁装材では国内壁紙市場で50％以上と圧倒的なシェアを築いている。

1849年（江戸・嘉永年間）に創業者である日比弥助氏が、名古屋城近くに襖や屏風をしつらえる表具師としてのれんを掲げたのがサンゲツグループの始まり。1953年にサンゲツの前身となる株式会社山月堂商店を設立し、今年で71年を迎える。2014年、総合商社出身の安田正介氏が社長に就任、それまでのオーナー経営から組織的経営へ移行した。