キャッシュレス化・デジタル化を見据え 法人向けサービスを強化

1969年の創業以来、日本の決済インフラの発展に寄与してきたユーシーカード。キャッシュレス社会の進展で、クレジットカードから電子マネー、QRコードなど、決済サービスが多様化している。キャッシュレス市場の更なる拡大と利便性向上を目指す同社の挑戦を、新社長の福岡和大氏に聞く。

福岡 和大(ユーシーカード 代表取締役社長)

歴史あるカード会社
グループの決済サービスを担う

6つの都市銀行が関わり、1969年にユニオンクレジット株式会社として設立されたユーシーカード。以降、戦略的事業統合・再編を経て、2019年より、みずほ銀行の100%子会社として再スタート。現在は、フルラインのキャッシュレスサービスを提供する総合クレジットカード会社として、日本社会の安全安心なキャッシュレス化をけん引する。

今年55周年を迎える、伝統と歴史あるブランド力が同社の強みになっている。全世界に広がる決済ネットワークを擁する国際ブランドであるVISA、Mastercard、銀聯の主要メンバーとして多くの利用者にサービスを提供。同社の発行するUCブランドカードは、VISA・Mastercardのブランドを付帯しており、全世界の加盟店で利用できる。またユーシーカード加盟店ではVISA・Mastercard・銀聯カードで支払が可能だ。

ユーシーカードの主な事業は3つある。1つは、クレジットカードを利用できる加盟店の開拓や、各加盟店のニーズにあったサービスの提供などを行う加盟店事業。クレジットカードに加え、電子マネーやQRコード決済など、決済手段が多様化するなか、同社では様々なキャッシュレス決済を1台の端末で取り扱える「オールインワン決済端末」をはじめ、豊富な決済サービスを取りそろえることで、加盟店及び顧客のニーズに応える。

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