電炉メーカーの共英製鋼 鉄づくりを通じて解決する社会課題

1947年の創業以来、鉄スクラップを原料に電気炉を用いて建設用鋼材を製造し続けてきた共英製鋼。「Spirit of Challenge」を経営理念に、積み重ねてきた鉄資源のリサイクル技術をさらに発展させ、地球環境や社会課題の解決に挑む。100年企業を目指す同社の未来への挑戦を聞く。

坂本 尚吾(共英製鋼株式会社 代表取締役社長)

35年来の製品に新たな命
競争力となるエシカルスチール

製品としての役割を終えた鉄スクラップを電気の力で溶かし、再び鋼材にする電炉メーカーとして歩み続けてきた共英製鋼。国内に関東・名古屋・枚方・山口の4つの事業所を持ち、鉄筋コンクリート用棒鋼の製造・販売では国内トップシェアを誇る。

1963年、台湾で圧延工場の建設・操業に関して出資と技術指導を行い、国内電炉メーカーとして初の海外進出を果たした同社。以来、「鉄づくりを通じて社会に貢献し、世界のインフラづくりに貢献する」という創業精神のもと、海外事業の拡充にも注力。現在は、ベトナムと北米(米国・カナダ)で事業を展開し、日本と合わせた世界3極体制を確立。国内市場の縮小が進むなか、成長市場のベトナムと北米における海外鉄鋼事業を推進していく。

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