ネット黎明期と重なる現在の宇宙事業 宇宙における地上局のパイオニアへ

1990年代のインターネット黎明期に、国内企業のパイオニアとして普及に大きく貢献したインターネットイニシアティブ(IIJ)。同社は2023年から宇宙事業への取り組みを開始し、地上局の設置を精力的に進めている。なぜ、宇宙なのか? 常務執行役員の山井美和氏に背景や取り組み、展開について聞いた。

山井 美和 インターネットイニシアティブ 常務執行役

船乗りとして鍛えた
困難を工夫で乗り越える力

IJは2023年春から新規事業として宇宙関連事業にも取り組み始めた。事業の根幹となるのは、同社がもつ技術やアセットを活かし、人工衛星からのデータを受信する地上局「シン・地上システム」の設立・展開だ。国内外に保有するデータセンター内に地上局をつくり顧客に対してデータを高速で伝送する「クラウド型地上局」と、小型データセンターを利用して顧客の希望する場所に地上局を構築・利用する「エッジ型地上局」の2つのコンセプトで計画を進めている。

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