備蓄下着からオシャレブーツまで 防災×ファッションの新発想

災害・防災とファッションは、遠いようで近い領域だ。衣類やアクセサリーは、災害時の生存を左右する重要な要素にもなる。身近な課題意識や気付きから生まれた、防災×ファッション商品を紹介する。

ファンクションの開発した非常時用防災備蓄下着「レスキューランジェリー」(同社HPより)

避難生活での下着・衣類問題

内閣府が2013年にまとめた「避難に関する総合的対策の推進に関する実態調査結果報告書」によると、「震災から2週間時点で、避難所で不足を感じたものは」という設問で、避難所滞在者の回答数が最も多かったものが「下着、衣類」だった(199人のうち115人が選択)。

特に、被災者支援や避難所運営においては、女性や子育て家庭への配慮が十分ではなかったという指摘が多い。宮城県が2012年11月に公表した「東日本大震災での被災者支援等における男女共同参画の状況調査報告書」では、大震災以前・以後で災害時物資の備蓄状況がどう変わったかを県内市町村区にアンケートした。その結果、震災後に新たに備蓄品目に加えたものとして最も多かったのは「プライバシーを保てる間仕切り」「下着」「おりもの用ライナー」だった。

しかし、避難所備蓄や支援物資の下着が自分の体型に合うサイズとは限らない。また、避難が長期化すれば洗濯が必要になるが、避難所は水が貴重なため毎日の洗濯は難しく、衛生面やにおいの問題が出てくる。

このような避難生活の課題に着目し、女性の視点から開発された非常時用下着セットが、ファンクションの「レスキューランジェリー」である。商品は抗菌防臭効果がある下着(ブラジャー、ショーツ、布ナプキン)とパラコード付きバッグ、洗剤の5点セットで構成される。

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