「超高齢社会と『からだの乾き』」研究

日本人の約半数は実感する、"口が渇く症状"が社会課題になっている。この医療分野の新たな課題は、製薬、食品、化粧品、介護・福祉などさまざまな切り口で、健康維持増進とQOL向上に資する。

2月に開催したセミナーでは、製薬・化粧品・健康食品メーカー、福祉・介護事業者など、さまざまな業種の経営者・新規事業担当者が参加した

事業構想研究所は、社会の課題から事業の種を探し新規事業を立ち上げるため、様々なテーマで事業創出のセミナー、プロジェクト研究を行っている。2月上旬に、都内にて鶴見大学歯学部の斎藤一郎教授を招き、「ドライマウスから考える超高齢社会」をテーマとしたセミナーを開催した。

斎藤一郎 氏 鶴見大学歯学部 教授
1954年東京生まれ。2002年より鶴見大学歯学部教授、2005 年同大附属病院にアンチエイジング外来開設、2008年鶴見大学附属病院病院長を歴任。ドライマウス研究会代表、抗加齢歯科医学研究会代表、日本抗加齢医学会福理事長。

ここ十数年で、医療の分野での新たな課題として「ドライマウス」と呼ばれる口腔乾燥症が注目されている。ドライマウスに罹患している潜在患者数は、欧米で報告された疫学調査から算出すると日本国内で約800万人から3000万人と推定されている。

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