「板書力」が会議を変える

会議やブレストで良い意見が出ても、その後につながらないことは多い。そうした課題を解決する手法の一つが、議論を「見える化」することだ。「見える化」の「型」を使いこなすことで、創発的な場をつくり出すことができる。

ホワイトボードを活用する場合は、「型」の横に3分の1くらいスペースを空け、箇条書きで意見を書き入れる欄を作る。ここに、会議で出た意見を書き出した後、「型」にそれらの意見がどこに入るかを考え、マッピングしていく

「ブレストで良いアイデアが出ても、結局無難な案にまとまってしまう」

「『じゃ、そういうことで』で終わったけど、この後一体、誰が、いつまでに、何をすればいいのだろう?」

会議やブレストが、行動や問題解決に繋がらないと悩むビジネスパーソンの声を多く聞きます。お互いの貴重な時間を使って集まり、一人ひとり良い意見を出し合っているのに、なぜ集合知をうまくまとめられないのでしょうか。そこには「伝える」と「伝わる」の理解のズレがあります。

見える化でズレを埋める

自分が考えていることを間違いなく相手に届けよう、という意思をもった行動が「伝える」です。一方、相手が「分かった」と納得して、なんらかの行動を起こすまでが「伝わる」です。「伝える」こと自体はゴールでなくプロセスに過ぎず、「伝えた」という事実は「伝わった」という保証にはなりません。

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