人機一体 汎用人型重機開発プロジェクト開始 JR西、日本信号と

人機一体(滋賀県草津市)は、西日本旅客鉄道(JR西)、日本信号と、高所重作業対応の汎用人型重機「空間重作業人機」の社会実装に向けた開発プロジェクトを2021年4月から開始する。3月18日に発表した。

人機一体は、先端ロボット工学技術に基づく「人機プラットフォーム」のビジネスモデルで、自社技術の社会実装を目指す企業だ(月刊事業構想2020年11月号参照)。同プロジェクトに先立ち、空間重作業人機のPoC試作機を、「ロボテス EXPO 2021@福島ロボットテストフィールド」で初めて公開した。JR西と日本信号にとっては、鉄道の安全性の向上に不可欠な工事やメンテナンスの効率化に向けた新しい取組となる。

4月に開始するプロジェクトでは、高所での重作業の機械化を目指し開発を進める。人機一体の技術をもとに、日本信号がメーカーとして独占的に高所重作業対応汎用人型重機「空間重作業人機」を開発・製造・販売し、JR西はその製品を独占して購入する権利を得る、というスキームだ。

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