日本調剤、フルタイムシステム 処方薬のロッカー受け渡し開始

フルタイムシステムは、全国47都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤と合同で、スマートピックアップロッカー「フルタイムロッカー」を使った非接触での処方薬の受け渡しを開始する。2020年11月2日に発表した。

フルタイムシステムは、宅配ロッカー・スマートピックアップロッカーを開発、展開する企業。今回のサービスでは、同社の「フルタイムロッカー」を使って、QRコードにより処方薬を受け取ることができる。また、電気錠の制御や利用履歴データはコンピュータで管理されるため、患者が薬を受け取ったかどうかを薬局で把握することが可能だ。

フルタイムロッカーの活用により、3密を回避し、安全、確実に処方薬の受け取りが可能になる。利用者は処方箋ができるまで店内で待つ必要がなくなり、時間に縛られることなくいつでも受け取れるのも利点だ。

両社は、非接触での処方薬の受け取りや、待ち時間の短縮に関する検証を今後実施する。感染症の拡大防止や、患者の利便性・安全性向上のための体制構築に役立てる考えだ。

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