ドリームインキュベータ、政策投資銀 SIBで包括連携協定を締結

ドリームインキュベータ(東京都千代田区)と日本政策投資銀行(東京都千代田区)は、ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)に関する包括連携協定を締結した。2020年6月10日に発表した。

SIBとは、国や自治体が抱える社会問題に対し、民間企業のノウハウと民間資金を活用した新しいソリューションを実施することで、社会問題解決を図る新たな官民連携の仕組み。現在日本では、医療・健康分野を中心にSIBの組成が進んでいる。両社は、インフラ維持修繕、防災、リサイクルといったより広い分野でのSIB活用のためのスキーム検討、自治体・政府との連携、案件への投資を進めていく。

ドリームインキュベータはこれまでに関連省庁、自治体や多数の民間企業等と連携し、先進的なビジネスプロデュースのプロジェクトを遂行してきた(関連記事)。日本政策投資銀行は、国内外の市場調査のほか、2019年11月には英Bridges Fund Management Limitedが組成するSIBを対象としたファンドに対する出資、戦略的パートナーシップ関係を構築する業務協力合意書を締結している。

このような両社の知見、ネットワークを共用、活用し、将来的な投資規模は1000億円のSIBを活用した仕組みづくりを進めていく考えだ。

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