食品ロス削減へ 消費期限が近い食品購入でポイント付与

 

NTTドコモは、食品ロス削減のための実証実験を東京都中央区入船にminiピアゴ入船1丁目店で2018年1月19日から2月28日まで実施する。東京都環境局資源循環推進部計画課が公募した「持続可能な資源利用に向けたモデル事業」の一環。

 

今回の試験では、スマートフォンアプリにより、賞味期限・消費期限が近い食品を購入した消費者(会員)にdポイントなどのポイントを付与する「EcoBuy」の有用性を検証する。具体的には、消費者が期限間近の食品を購入した際に、店舗が定価から20%相当のポイントを付与する。

 

消費者は、EcoBuyアプリを通じてカメラで撮影されたレシート、期限の情報を使い、対象商品を購入したことを報告する。ポイントセンターはその内容を確認し、条件に合致している場合はインセンティブとしてポイントを付与する。

 

消費期限間近の値引き販売との違いとしては、情報のプッシュ型の通知がある。実証実験期間中は、消費者が登録した賞味期限・消費期限情報を基に、その期限が近づいたタイミングで連絡をする。対象食品を既に完食していた場合はサンキューメッセージを、飲食前の場合は購入した食品で作れるレシピを提案するという。

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