FiNC、特定保健指導用のアプリを開発、26団体が導入

FiNC(東京都千代田区)は、 特定保健指導に対応した「FiNC特定保健指導」の提供を始めたと、2017年10月26日に発表した。同サービスは、既に日本航空健康保険組合・日本旅行健康保険組合・ファイザー健康保険組合 など、 大手企業の健康保険組合26団体への導入が決まっている。

 

FiNCは、モバイル機器を通じたヘルスケア・アプリを提供しているベンチャー企業(月刊事業構想2016年8月号参照)。

 

FiNC特定保健指導はFiNCアプリを用いたプログラム。特定保健指導の実施率を向上させ、生活習慣改善のための行動変容を促進させる。具体的には、プログラム開始後、 面談に基づく生活習慣改善のための計画を策定する。 その後は、 スマートフォンで食事を撮影し、 アプリに投稿することで、管理栄養士から食事の改善のための指導を受けたり、歩数などのライフログをつけることで、運動の状態を把握したりできるようになる。

アプリを介した専門家によるオンライン指導によって、遠隔面談が可能になるため、対面の面談や指導が難しかった地方の拠点の従業員や、過去に指導を受けたが生活習慣が改善しなかった人、また 被扶養者に対する実施率の向上が期待できるとFiNCでは期待している。

FiNC特定保健指導を導入する保険組合は、成果報酬型プランと通常プランのどちらかを選択する。成果報酬型プランを選択した健保には、特定保健指導要綱で定められている6カ月間だけでなく、次の健診までの1年間の継続フォローを提供する。

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