経産省とIoT推進ラボが先進プロジェクトを選出 グランプリは?

経済産業省とIoT推進ラボは、2017年10月5日、IoTを活用した優れたプロジェクトを選定・表彰する「IoT Lab Selection」のグランプリ、準グランプリを選定した。IoT Lab Selectionの表彰は2016年に開始され、今回が4回目となる。

最終選考に残った5つのプロジェクトのうち、グランプリに選ばれたのはO:(オー)の体内時計を可視化して、睡眠改善/生産性を向上させるサービス(関連記事:月刊事業構想2017年7月号)。準グランプリはOTON GLASSが、識字障害や弱視の人、日本語を母語としない人向けに開発している、文字を音声として読み上げるスマートグラスのプロジェクトとなった。

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グランプリを受賞したO:に、IoT推進ラボの富山和彦座長より記念盾が授与された

最終選考に残った5プロジェクトに対しては、政府関係機関や金融機関、ベンチャーキャピタルなどの支援機関が連携し、資金支援や経営の助言、規制・標準化に関する支援が行われる。上記2社のほかに最終選考に残ったのは、工場・物流企業向けにバーチャルリアリティやシミュレーションシステムを提供する企業であるレクサー・リサーチ、生体情報を取得するウェアラブルデバイスを開発しているArblet、脆性材の精密加工企業であるタナカ技研。