パイオニア、Waqua 海水淡水化と給水車による水道システム構築へ協業

パイオニアとWaqua(沖縄県うるま市)は、「配水SaaSソリューション」の構築に向けた協業を実施すると2024年3月19日に発表した。安心・安全な水道インフラを低コストで効率的に維持するための解決策を提示する。

パイオニアが保有する自動車の経路設定技術とフリートマネジメントに関する知見、Waquaが保有する「小型海水淡水化装置」とその活用ノウハウを持ち寄り、浄水場からの水道配管を前提としない小規模分散型水供給サービス向けに、水源地からの取水・浄水・運搬を効率的に行う「配水SaaSソリューション」を構築する。今後は自治体との連携や事業化の検証を行い、離島・過疎地域を含む地方都市での運用を目指していく。

「配水SaaSソリューション」は、小型海水淡水化装置を搭載した給水車で近隣の海や河川などの水源地から取水し、浄水しながら複数の配水池に運搬、供給する。取水源の水質や配水池の需要を考慮した取水・運搬順路を算出し、コストを抑制した高効率な運用を実現する。また給水車の運行管理や配車対応も実施可能だ。のソリューションは、自然災害による断水時の代替配水インフラとしても利用できる。

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