生成AIの開発力強化プロジェクト「GENIAC」開始

経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、生成AIの開発力を強化していくためのプロジェクト「GENIAC」を開始すると2024年2月2日に発表した。生成AIの基盤モデルの開発に必要な計算資源に関する支援や関係者間の連携を促す。

基盤モデルを開発する上では、膨大な計算処理を短時間で実施するための計算資源の確保が大きな課題となる。そこでNEDOが実施する「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」を活用し、計算資源の確保と利用料補助という形で支援していく。第1期の採択事業者として、ABEJA、SAKANA AI、情報・システム研究機構、ストックマーク、Turing、東京大学、Preferred Elemntsが選ばれている。

同時に、「GENIACコミュニティ」において、開発者同士がネットワークを広め、知見を共有するために、海外有識者を招いたセミナーや、開発者ネットワーキングイベント、開発者・利用者のマッチングイベントなどを順次実施する。2024年3月から、採択事業者以外の開発者もコミュニティに参加できるようになる。参加には審査と同意が必要になり、2月から事前受付を行う。

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