オイシックスとインテグリカルチャー 新潟で細胞性食品の共同開発へ

食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地と、細胞培養スタートアップのインテグリカルチャーは2026年3月30日、オイシックス・ラ・大地とNSGグループが推進する「新潟フードテックタウン構想」へインテグリカルチャーが参画を決定したと発表した。両社の技術とノウハウを掛け合わせ、世界でも数少ない「地域ブランド型細胞性食品」の創出を目指す。両社は2026年1月に、新潟県の食資源を活用した細胞性食品の開発・評価を目的とする共同開発契約を締結していた。

細胞性食品とは、家畜や魚から採取した細胞を培養して作る食品素材のこと。細胞農業の社会実装が進む中、単なる新技術としてではなく、消費者に受け入れられる文脈づくりと付加価値の創出が課題となっている。両社は今回の連携を機に、新潟の地場産品を組み合わせたストーリー性のある高付加価値食品の開発を進めていく。

役割分担としては、インテグリカルチャーが細胞性食品のサンプル試作と評価を担い、オイシックス・ラ・大地がメニュー開発や製品試作、試作物の評価を担当する。2026年4月には具体的な開発スケジュールを策定する予定だ。

インテグリカルチャーは「みんなが使える細胞農業」を掲げ、各地の地域資源を活用した細胞性食品や化粧品の開発に取り組むスタートアップ。一方のオイシックス・ラ・大地は「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」などを展開し、「サステナブルリテール」(持続可能型小売業)としてフードロスゼロを推進する食品サブスクリプション大手である。